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【売切】『溺れる太陽』
¥2,000
SOLD OUT
この世で無ければ夢でも無く、それは鏡の割れ目や記憶の傷口に広がっており、 そこに何度も呼び戻されるために詩人は逍遥し、書いて、書き直す。 愛と喪失、揺らぐ炎が凝固した「美との戦慄の出会い」を軸に執筆した四作を収録の短編集。 『裸婦の苦い残像』 「あなたは彼女の顔とからだを、姿形を発見するだろう。指先から滑り落ちた海で彼女を発見するだろう。」そこにはいない/かつてはそこにいた女性の影と印とを追い求める愛と哀しみの詩。 『あなたの部屋には雨が降る』 夜の涯で出会った男は、既に出会った顔をしていた。夢の貴公子が世界にやってくる時、部屋には...『無人の傷痕』にも収録。 『イカロスの恋人』 眠る男を前にして女は思い出す。気が狂いかけた異国での夏と、海辺で出会った謎の青年とある死について。時を狂わせた狂気の記憶に呼び戻される一晩を描く。 『ミューズ』 美しいあなたの顔を街の至るところで見た。あなたの顔は複製され、あらゆる人の目に触れている。そうして主人公は「あなた」に出会うために眠るようになる...「ミューズ」とも呼ぶべき人物との永遠の出会いと別れ。
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【売切】『青い影』
¥1,500
SOLD OUT
おそらく宇宙の論理(ロジック)の突然の裂け目から ー マルグリット・デュラス 青い影、そして灼熱の沈黙ー喪失と不在が焼きついた一節から始めた青色の本。 美と愛、孤独と旅路。過去の作品を含む、7つのセクションで構成した詩集。